カーボンオフセットについて

このページでは、カーボンオフセットの取り組みや、カーボンオフセットをどのように活用することができるのかについて理解を深めてもらうことを目的としています。



YouTubeでの説明も行っています!

カーボンオフセットとは

 日常生活や経済活動においてどうしても削減できないCO2等の温室効果ガスの排出について、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方です。 つまり、温室効果ガスを削減している活動に対して投資することで、自らが排出したカーボン(炭素)をオフセット(埋め合わせる、相殺する)ということです。

 具体的には、他の場所で実現した温室効果ガスの排出削減・吸収量をクレジットとして購入することや企業が自ら排出削減・吸収を実現するプロジェクトや活動を実施すること等により、排出量を埋め合わせることができます。

  しかし、カーボン・オフセットは、自ら排出削減を行わないことの正当化に利用されるものではなく、どうしても削減できない部分を補うためのものです。温室効果ガスの削減に努めつつ、削減が困難な部分についてはカーボンオフセット制度を活用することが重要だといえます。

環境省HP「カーボンオフセット」、農林水産省HP「カーボン・オフセット」をもとに作成)

カーボンオフセットの取り組み

  企業にとってカーボンオフセットの取り組みは、オフセット製品・サービスを提供することや、カーボンがオフセットされたイベントを開催することなど様々です。下記の図は、製品やサービスが提供される過程で温室効果ガスがオフセットされている「オフセット製品・サービス」について示したものです。製品を製造/販売する者やサービスを提供する者(企業)が、製品やサービスのライフサイクルを通じて排出される温室効果ガス排出量を埋め合わせる取組です。

 例えばこの図でいうと、消費者が企業に対してお金を払ってオフセット製品を購入しています。そして、オフセット製品が消費者の手元に届くまでに、企業はどうしても削減できなかった温室効果ガス排出量分を、他団体が削減した温室効果ガス吸収量をクレジットとして購入することで埋め合わせしています。

カーボンオフセットの取り組みの流れ

 カーボンオフセットの取り組みは、以下の流れに沿って行われることが一般的です。

 ここで特に重要となるのが、認識量の認識です。現時点での自らの活動においてどのような排出活動を行っているのか、どの部分において排出量の削減が困難なのかを知った上で、オフセット対象となる温室効果ガス排出量の算定を行っていきます。

 温室効果ガスは目に見えないだけでなく、例えば電気使用時に実際にCO2を排出しているのは火力発電所であるなど、自らが排出したCO2の量を直接測定することはできません。そのため、様々なデータベースを利用した算定式によって導かれますが、そのようなデータは非常に複雑です。そこで、例えば、セールスフォース・ドットコムが提供するサステナビリティ・クラウドを利用すれば、そのような環境データを簡単に算出・管理することができます。

 詳細については環境省が発表しているカーボン・オフセットガイドラインVer.10に掲載されています。

オフセットの取り組み事例

 企業のカーボンオフセットを活用した取り組みについて紹介します。今回は、カーボン・オフセット推進ネットワーク主催「カーボン・オフセット大賞」(後援:環境省、経済産業省、農林水産省、協力:カーボンオフセット協会から事例を選定しています。「カーボン・オフセット大賞」は、低炭素社会の実現に向けて、優れたカーボン・オフセットの取組を行う団体を表彰し、奨励するとともに、具体的な取組事例の紹介を通じて、カーボン・オフセットの意義と取組への理解が社会全体に広く浸透することを目的としています。


 【第6回カーボンオフセット大賞 環境大臣賞】「株式会社スーパーホテル」

 スーパーホテル公式HP予約による宿泊のカーボンオフセット

  同社の公式ホームページから予約されたお客様の宿泊を対象に、宿泊 1 泊当たりの電気・水道使用に伴うCO2排出量を算定し、利用室分のCO2排出量をカーボン・オフセットする取組です。2010 年 3 月から全店舗で提供を開始しているこのカーボン・オフセット付宿泊サービス「エコ泊」は、取組開始当初は CO2 排出量の25%をオフセットしていたが、オフセット比率を段階的に引き上げ、2014 年からは排出量の全量、100%オフセットに拡大して実施しています。また、カーボン・オフセットで重要となる自らの削減努力も行っており、社内では「自社が排出する CO2に責任を持つ」という基本方針に基づ き、水道・光熱の使用量削減や節水型シャワーヘッド、LED 照明等の省エネ機器の導入等により、CO2排出量をできる限り削減しています。

カーボン・オフセット推進ネットワーク「第6回カーボン・オフセット大賞受賞団体の取り組み概要

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