立命館大学日本バイオ炭研究センター・

日本バイオ炭コンソーシアム

キックオフシンポジウム2023

バイオ炭による炭素隔離と社会実装 ~バイオ炭と炭素貯留証明~ 


日時:2023年 3月7日(火)-3月8日(水)

主催: 立命館大学日本バイオ炭研究センター・日本バイオ炭コンソーシアム 

共催: 日本バイオ炭普及会(JBA)/後援:日本炭化学会 

2023年1月30日

立命館大学日本バイオ炭研究センター


 二酸化炭素削減のための種々の活動において、バイオ炭施用による炭素隔離(CCS :Carbon Capture, and Storage)が大気中の二酸化炭素の絶対量を簡便に削減する方法として世界的に注目されています。この削減方法を社会実装し推進するために、自然科学及び人文社会科学の総合的な知見を集積し活用する研究推進組織の存在がますます重要となってまいりました。

 このような状況に対応するため、昨年、令和4年11月に立命館大学内に日本バイオ炭研究センターを設置しました。当センターは、学内外のバイオ炭に関係する研究者を招集しつつ、関連領域の人材育成を同時に担う国際的な研究拠点として活動いたします。

 さらに、国内外のバイオ炭の貯留に係る社会実装をよりスピード感をもって推進するため、同研究センターに、産官学民連携による日本バイオ炭コンソーシアムを組成いたしました。本コンソーシアムは、バイオ炭による炭素隔離技術を活用したカーボンマイナス(カーボンネガティブ)に資する社会的プラットフォームの創成と運営を行い、多様で多岐にわたる参画者を募ったうえで、ビジネス・エコシステムを実現します。同時に、本コンソーシアムにおける相互連携を通じて、社会的課題の発見、解決等につなげ、地域活性化及び農業振興等、いろいろな課題に貢献してまいります。

 これら活動の先駆けとして、また関係各位への周知・広報・参集のため、下記の要領でキックオフシンポジウムを開催いたします。より多くの皆様の参加をお願いいたします。


本シンポジウムについて

目次 *クリックするとページへ飛びます

1日目(3/7)タイムスケジュール*随時更新

ご挨拶 13:00~13:20

立命館大学 副学長/学校法人立命館 副総長 徳田 昭雄

日本バイオ炭研究センター長 柴田 晃

環境省大臣官房環境経済課 市場メカニズム室 室長  山本泰生氏 

国土交通省 都市局 公園緑地・景観課 緑地環境室長 湯澤将憲 氏

講演 

講演①13:20-13:45 立命館大学経営学部 教授/日本バイオ炭研究センター  副研究センター長 依田 祐一 氏 資料 動画

「日本バイオ炭研究センターとコンソーシアムの意義及び社会実装のプラットフォーム」

講演②13:45-14:15 国立研究開発法人・産業技術総合研究所 エネルギー・環境領域 領域長補佐 坂西 欣也 氏 資料 動画

ゼロエミッションにおけるバイオ炭の効用


講演③14:15-14:40 株式会社長大 事業推進本部  課長  竹下 光雄 氏 資料 動画

【事例紹介1】「バイオ炭を活用した地域循環型モデルの構築」

14:40-14:55 講演①~③の総合質疑

14:55-15:05 休憩

講演④15:05-15:30 農林水産省 農産局 農業環境対策課 課長補佐 鈴木 裕 氏 資料 動画

「バイオ炭をめぐる事情」

 *農林水産省のWebサイト(バイオ炭)にも今回の講演資料が掲載されています(2023.3.9)。

講演⑤15:30-15:55 立命館大学 政策科学部 准教授 中野 勝行氏 資料 動画

「バイオ炭Jクレジット事業におけるLCA (ライフサイクルアセスメント)の重要性」

講演⑥15:55-16:25 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 バイオマス利用システムチーム チーム長 柳田 高志 氏 資料 動画

ガス化炉による再生可能エネルギー創出とバイオ炭活用」

講演⑦16:25-16:45 清水建設株式会社 技術研究所 社会システム技術センター 山本 伸也 氏 資料 動画 

【事例紹介2】「建築資材でのバイオ炭の活用と普及の可能性」

16:45-17:00 講演④~⑦の総合質疑

17:30-19:00 情報交換会

  場所:GARDEN TERRACE LION 銀座ライオン立命館いばらきフューチャープラザ店(同一建物内)

2日目(3/8)タイムスケジュール*随時更新

講演 

講演⑧9:00-9:30 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)農業環境研究部門  気候変動緩和策研究領域 上級研究員 岸本(莫)文紅 氏 資料 動画

「大気中のCO₂除去(CDR)技術としてのバイオ炭と今後の展望」

講演⑨9:30-10:00 株式会社 松本微生物研究所 専務取締役 栗栖 敏浩 氏 資料 動画

「木質炭化物と菌根菌を活用した植栽・樹勢回復手法」

10:00-10:10 講演⑧~⑨の総合質疑

10:10-10:20 休憩

講演⑩10:20-10:35 北総クルベジファーマーズ 会長/有限会社ゆうき 代表取締役 喜屋武 誠司 氏 資料 動画

【事例紹介3】〈野菜の卸売り業者〉「バイオ炭と環境保全型野菜の販売」

講演⑪10:35-10:50 雲南市 農林振興部林業畜産担当次長 市民環境部脱炭素推進担当管理監 内田 俊行 氏 資料 動画

【事例紹介4】〈自治体〉「雲南市 脱炭素社会実現プロジェクト」

講演⑫10:50-11:05 有限会社プロス 代表取締役 中島 伸二郎 氏 資料 動画

【事例紹介5】〈製炭者+農業者〉「バイオ炭の製造と活用者の連携」

講演⑬11:05-11:20 丸紅株式会社 アグリ事業本部 インプット事業部 マネージャー 荒木 岳志 氏 資料

動画

【事例紹介6】〈商社〉「バイオ炭クレジットの販売戦略と課題」

講演⑭11:20-11:40 バイオ炭のJクレジット申請とその実務 動画

立命館大学・日本バイオ炭研究センター 客員研究員 沖森 泰行 氏 資料

a) バイオ炭品質証明について

一般社団法人日本クルベジ協会  主幹 小澤 史弘 氏 資料

b) 申請手続きとその課題

講演⑮11:40-12:00 立命館大学日本バイオ炭研究センター 客員研究員 沖森 泰行 氏 資料 動画

「世界のバイオ炭クレジット市場とJクレジット」

12:00-12:10 講演⑩-⑬の総合質疑

12:10-13:10 昼休み

日本バイオ炭コンソーシアム 会員制研究会

(今回は、非会員の方も参加いただけます)

13:10-13:50 会員制研究会(コロキウム)

 8つの研究会の概要説明 資料(3/8の議論を受けての改訂版)

  LCA研究会、バイオ炭規格研究会、衣料繊維炭化研究会、国際炭素クレジット市場研究会、地域モデル研究会、環境教育研究会、バイオ炭製造および農地施用研究会、公園緑地研究会 



 14:00-15:30 第2部

  上記の8研究会は、各教室に分かれて、個別に会合(30分程度/研究会)を開催(ハイブリッド) 


2023.3.8 会員制研究会第2部

▶︎講演資料のライセンスについて

本講演資料の一部は「クリエイティブコモンズ表示4.0国際(CC BY 4.0ライセンス)」を付与して公開しています。


引用される際は以下の通りクレジット表示をお願いします。 

講演者名(2023)、講演タイトル、講演資料のURL.

改変された場合、

講演者名(2023)、講演タイトル、講演資料のURL (を元に改変) 

事務局

日本バイオ炭コンソーシアムについて

*コンソーシアムに係る入会等については、事務局に問合せください。 

問合せ先

 立命館大学研究部OICリサーチオフィス (岡本・吉原)

 電話  072-665-2570

メール rbrc@st.ritsumei.ac.jp

終了 御礼(参加申込者 590名)。

当日の資料、動画をアップしました!