(1)タイトル
TEAM EXPO 2025 大阪・関西万博 「ジュニアSDGsキャンプ」
(2)開催概要
ESD、SDGs、気候変動等について、1時間程度の体験型プログラムを実施。
(2025年日本国際博覧会 ジュニアSDGsキャンプより引用)
(1)参加日時
2025年7月13日(土)、7月19日(日)、9月13日(土)
(2)開催場所
TEAM EXPO2025 大阪・関西万博 サステナドーム
(3)主催
2025年日本国際博覧会協会
(4)来場者数(累計)
120名以上
大阪・関西万博2025会場西側に位置するサステナドームを拠点に、子どもたちがSDGsや環境問題について自ら主体的に考え、国際交流や行動・態度変容につながる体験型プログラムを行います。
●博覧会協会●企業●NPO団体●大学ゼミ等が制作した環境問題、SDGsに関する体験型プログラムを実施、一部のプロモーションでは国際交流要素や、事前学習教材が用意されております。
(2025年日本国際博覧会 ジュニアSDGsキャンプwebページより引用)
小中高生を主な対象とし、専門性の高い「カーボンマイナス」および「バイオ炭」の概念について、紙芝居やジオラマを用いて分かりやすく解説する企画を実施した。
【実施内容】
企画形式: 紙芝居、イラスト、ジオラマを活用した対話形式のプレゼンテーション
説明内容: カーボンマイナス、バイオ炭の仕組みと、身近な炭の活用法(炊飯、消臭剤など)
集客方法: 簡易パネルを使用し、子供だけでなく、同行する保護者にも積極的に声掛けを行い、家族単位で企画の趣旨を説明した。
(以下詳細)
①バイオ炭を知る
・近年の気候変動対策としてのバイオ炭の環境効果を伝える。・土壌改善としてのバイオ炭効果を学ぶ。
・バイオ炭とは何かを説明し、バイオ炭の生成方法を知る。
・実際にバイオ炭に触れてもらう。
②身近なバイオ炭を知る
・J-クレジットの役割を知る。
・生活に身近なところにバイオ炭があることを学んでもらう。
③バイオ炭に関わる人のお仕事
・ジオラマをもとにバイオ炭生成からビジネス、流通、それらをまとめるプラットフォームなど、バイオ炭に関わる人や仕事を紹介する。
④質疑応答
・家庭や学校でできるバイオ炭の活用方法
・学生たちにどの職業が最も重要だと思うか、どの職業に最も魅力を感じたか
依田ゼミ4期生の先輩方とともにジュニアSDGsキャンプの初回を実施しました。
「カーボンマイナス」や「バイオ炭」といった専門的なテーマでしたが、身近な炭の活用例や、視覚的に分かりやすいイラスト・ジオラマを通して、多くの皆様に具体的なイメージを持ってご理解いただくことができました。特に、精巧なジオラマは小さなお子様から保護者の方まで幅広い層の興味を引きつけ、「難しい内容がよく分かった」と大変好評でした。専門知識の有無にかかわらず誰もが楽しみながら学べる展示となり、ご家族で環境について考えるきっかけをご提供できたことを、大変嬉しく思います。
【企画・運営学生の学び】
今回の出展は、企画・運営に携わった学生・生徒にとっても非常に有意義な学びの場となりました。 専門的な内容を多様な来場者に分かりやすく伝えることの難しさを痛感し、試行錯誤する中で、真に伝わるコミュニケーションを探求。また、予期せぬ事態に臨機応変に対応する判断力も実体験として学びました。 さらに、第一線で活躍する卒業生との協働や、来場者の皆様との対話を通じて、社会で働くことの責任感と大きなやりがいを感じ、自身の将来像を具体的に描く貴重な機会となりました。
2回目は依田ゼミ5期生の先輩方とともにジュニアSDGsキャンプを行いました。
根本的な内容は前回と同じですが、前回の経験と反省を活かし、運営体制を大幅に強化して臨みました。その結果、多くの成果と、学生・生徒にとって新たな学びを得ることができました。
【学生たちの新たな学びと成長】
今回は、初回からの連続参加メンバーが少なかったため、経験の差からくる情報共有の難しさに直面。この経験を通じ、チーム内でリーダーシップを発揮し、共通の目標に向かうためのコミュニケーションの重要性を改めて認識しました。 また、マニュアルだけでは対応しきれない予期せぬ課題に対し、その場で最善策を判断し柔軟に対応する高度な運営スキルを実体験として習得。「複数グループの進行を調整する」「興味を持ってくれそうな来場者に的を絞って声をかける」といった、より戦略的な動きが求められる中で、チームで課題を乗り越え、企画を成功させた達成感は、学生一人ひとりの大きな成長の糧となりました。
最終回となる3回目は依田ゼミ3期生の先輩方とともにジュニアSDGsキャンプを行いました。
根本的な内容は前回と同じであるが、前回の経験と反省を活かし、運営体制を大幅に強化して臨みました。その結果、多くの成果と、学生・生徒にとって新たな学びを得ることができました。
【企画・運営学生の学び】
最終回となる今回は、子どもや家族連れでの参加が多く、より子どもたちに楽しんでもらえる工夫が求められました。紙芝居では、クイズに加えて子どもの目線に立った語りかけや、興味を引く言葉選びを意識したことで、子どもたちが最後まで夢中になって聞いてくれました。また、のぼりを活用した呼びかけにより、多くの方がお立ち寄りいただき、ブースは終始にぎやかな雰囲気に包まれました。運営面では、限られた時間の中で互いに声をかけ合いながら臨機応変に対応し、全員で企画を成功に導くことができました。来場者の方々との温かな交流や達成感を共有する中で、学生一人ひとりにとっても大きな成長の機会となりました。
一瀬優菜(3期生):参加されたお子さんや学生さんの熱心に聞く姿に感動しました!
奥村凪紗(4期生):準備段階では対象が小学生から高校生までであったので、これまでの資料を元に簡単な言葉に置き換えたり、視覚的にも興味を持ってもらえたりするよう心がけた。当日は夏休みの研究にしてみようか、という声や保護者の方に関心をもっていただけたりとバイオ炭の魅力を伝えることができた。
藤井はるか(5期生):学生さんやご家族に直接声掛けをして会場に足を運んでもらう体験が非常に印象的でした。授業を通して、少しでも思い出に残る万博になればいいなと思っています。自身にとっても、社会人になってからは環境への取組み等が少し遠い存在になっていたため、改めて考え直すいいきっかけになりました。
佐々木亮太(6期生):専門的なものをいかに退屈しないように伝えるかに苦労しました。しかしこれまで活動されてきた先輩たちと共にプロジェクトを経験することができ、大きな学びとなりました。