今回は和歌山県みなべ町で有機栽培の梅作りをしている、大野さんにインタビューを行いました!
このページではインタビューの内容をまとめています。
和歌山県、みなべ町で先代の代から約60年、梅農家を営まれています。数少ない有機栽培の梅農家として、南高梅のさらなる高付加価値化に挑戦されています。さらに、ご自身の圃場から出た剪定枝をバイオ炭化し、土壌に還元しようと、持続可能な農業の実現にも取り組まれています。
大阪から梅農家に嫁いできて、作業をしているときに梅の消毒が多いと感じたことがきっかけです。梅はお客様の口に入るものなので消毒の回数を減らした、より安全なものを作っていきたいと思い、有機栽培を始めました。
梅の品質を守るために隣の梅の消毒がかからない場所を選んでいます。
さらにより自然なものを使用して栽培しています。具体的には、米ぬかを使ったり、ヘアリーベッチをまいたりしています。
▼梅を育てている場所
みなべ町がSDGs未来都市に選定されたことがきっかけです。バイオ炭の活用がCO2削減や土壌の改良にも繋がると思い、取り組みを始めました。
▼梅の剪定枝をトラックに積む様子
▼バイオ炭化する梅の剪定枝の収集場所
南高梅は特徴といたしまして、皮がとても薄くて実が柔らかいため、とても美味しいです。近頃は若者の梅干し離れが深刻になっていますが、梅の効能はたくさんあるので、ぜひ若い方にたくさん食べていただきたいです。昔のように、当たり前に食卓に梅干しが並んでくれると嬉しいです。
▼インタビューの様子
インタビューを通して、有機栽培の大変さや南高梅の魅力、梅への想いへなどの理解を深めることが出来ました。また持続可能な農業と地域活性化におけるバイオ炭の可能性をより深く考えるきっかけとなりました。農家さんの想いが詰まった南高梅がもっと沢山の方々に広まってほしいと感じました。
▲インタビュー動画はこちらから▲
和歌山県みなべ町が実施している梅の剪定枝によるバイオ炭化事業についてもっと詳しく知りたい方はこちら