Jクレジット制度に適応されるバイオ炭はどのような炭でも良いのではありません。その理由として、品質保証されたバイオ炭でなければ、CO2の削減されたことが認められないため、指定されたバイオ炭の規格を満たす必要があります。
そこでバイオ炭の規格については日本バイオ炭普及会(JBA)が規格から測定方法まで定めています。日本バイオ炭普及会(JBA)により品質点検が行はれ、規格を満たせば品質証明書が発行されます。
日本バイオ炭普及会(JBA)によれば、原料は、大気中の二酸化炭素濃度の減少に合理的であり、社会経済的に不都合を生じさせないものとする。測定方法は、既存の科学的知見を踏まえながら、誰もが扱えるように、実用的で経済的な方法とする、と定められています。
バイオ炭品質証明書
バイオ炭の原材料
a) 異物、塗料、接着剤、防腐剤、薬剤、有害物が含まれてない樹木、竹及びこれらの加工品。
b) 異物、塗料、接着剤、防腐剤、薬剤、有害物が含まれてない生物由来の有機資源。
測定方法
「日本バイオ炭普及会規格 JBAS 0002 土壌炭素貯留用バイオ炭 ―測定法― 」により測定をする。
a) かさ密度
b) 難分解性炭素分析(水分、灰分、揮発分、難分解性炭素分)
c) 難分解性炭素質量換算係数
表示
バイオ炭製品の容器ごとに、次の事項を表示するか、添付しなければならない。
(1)規格名称(土壌炭素貯留用バイオ炭)
(2)原料名
(3)正味質量又は容積
(4)製造番号又はロット番号
(5)製造者名又はその略号
(6)製造年月又はその略号
(7)難分解性炭素質量