山梨県で4パーミル・イニシアチブ全国サミットが行われました。
サミット概要
(1)タイトル
4パーミル・イニシアチブ全国サミット in 山梨
(2)目的
地球温暖化は世界規模で食料生産や生態系に様々な影響を及ぼしており、その抑制は、世界的に取り組むべき喫緊の課題である。農業分野においては、本件が全国のトップランナーとして、温室効果ガスの提言を目的とした「4パーミル・イニシアチブ」の取り組みを進めているが、さらなる拡大を図るため、全国サミットを開催し、新たな技術の共有ト普及への課題などを協議し、地球温暖化対策に向けた共同宣言を採択する。
サミット詳細
(1)開催日時
令和6年2月5日(月)・6日(火)2日間
※6日は大雪のため中止となりました。
(2)開催場所
ベルクラシック甲府、山梨果樹試験場、現地ほ場
(3)主催
山梨県
(4)参加者
280名
(5)サミットの流れ
【1日目】
■テーマ別のパネルディスカッション
①果樹・茶の取り組みの拡大に向けて
コーディネーター
農研機構 農業環境研究部門 研究推進部長 大浦典子氏
パネリスト
山梨特栽共同組合 モモ生産者 雨宮政揮氏
サントリー(株)豊美の丘ワイナリー 栽培技師長 大山弘平氏
静岡県農林技術研究所茶業研究センター 上席研究員 白鳥克哉氏
山梨県農政部農業技術課 新技術推進監 武井森彦氏
②水稲・野菜の取り組みの拡大に向けて
コーディネーター
農研機構農業環境研究部門 領域長 白戸康人氏
パネリスト
青空ファーム 代表 青木等氏
VAIO(株) 部長 大石辰也氏
身延竹炭企業組合 上田芳伸氏
山梨県農政部農業技術課 主幹・普及指導員 國友義博氏
③脱炭素の見えるかと消費者への訴求について
コーディネーター
(株)流通研究所 代表取締役 村上充氏
パネリスト
農林水産省みどりの食糧システム戦略グループ 地球環境対策室 室長 続橋亮氏
名古屋青果(株) 執行役員営業本部長 梅村芳男氏
(株)サン・フレッシュ 玉川店店長兼果実バイヤー 上村賢市氏
道の駅あがの 駅長 坂井文氏
山梨県農政部販売・輸出支援課 課長補佐 千野正章氏
■講演会
『農業分野での地球温暖化対策の推進と高付加価値化について』
講演者 立命館大学 経営学部 依田 祐一 教授
■セレモニー
①知事あいさつ
②来賓祝辞
③テーマ毎のパネルディスカッションの報告
④サミット宣言
■交流会
【2日目】
※2日目は大雪のため中止となりました。
当日の様子
■講演会
立命館大学経営学部依田祐一教授から農業分野での地球温暖化対策の推進として、バイオ炭による炭素貯留のカーボンマイナスのプラットフォームとビジネス・エコシステムの形成についてお話がありました。 実際にエコシステムが形成されている事例として、和歌山県南部町や、滋賀県草津市の事例の紹介がありました。また、バイオ炭を利用した農作物を作ることで、顧客にカーボンニュートラルな商品として価値を感じてもらうことや、企業にJクレジットとして販売できるといった高付加価値化についてお話がありました。
■サミット宣言
全国にこの取り組みが拡大することを期待します~4パーミル・イニシアチブ全国サミットin 山梨~ 長崎山梨県知事 2024年2月5日
山梨県庁Webサイト(https://www.pref.yamanashi.jp/chiji/dekigoto/0602/0205-4.html)