2024年3月11日、滋賀県草津市にて、簡易炭化器を用いたバイオ炭製作の実演を行いました。
活動概要
(1)タイトル
バイオ炭製作実演会
(2)活動の目的
本活動では、バイオ炭の社会実装の一環として、i-Forest Clubと共に、草津市内の未利用の木質バイオマスによるバイオ炭の製造を行い、フィージビリスタディ、バイオ炭の認知を広めること、及び今後の活動展開を目的としています。
※チラシ
活動詳細
(1)開催日時
2024年3月11日(月)12時00分~16時00分
(2)開催場所
滋賀県草津市馬場町
(3)主催
立命館大学カーボンマイナスプロジェクト、i-Forest Club(代表:Dr.Rolf Dieter Schlunze)
協力
柏木竹林農園様、日本クルベジ協会様
(4)参加者
17名
(6)活動内容
■簡易炭化器の組み立て
■簡易炭化器を用いたバイオ炭製作
*今回は草津市市内の木質バイオマス(ヒノキ、竹)を使用
当日の様子
(1)簡易炭化器の組み立て
立命館大学カーボンマイナスプロジェクトで購入した簡易炭化器を使用し、組み立てを行いました。
(2)バイオ炭製作
参加者の皆様と事前に用意した木材と竹を用いたバイオ炭を行いました。
【作り方】
①炭化器と地面の隙間を土で埋める
②十分に乾燥させたバイオマスを井桁のように組む
③火をつける
④火が大きくなったらバイオマスを投入していく
⑤様子を見ながらバイオマスを適宜追加する
⑥炭化器の上部まで埋まってきたら、かき混ぜて全体を炭化させる
⑦かき混ぜて火が出ている炭材がなければ、水をかけて消火する
参考動画「誰でも作れる⁉無煙炭化器を使ったバイオ炭の作り方」
上:ヒノキ炭化の様子 下:竹炭化の様子
参加者の声
■今回活動に参加することで、今までどのような過程で作られているのかわからなかったバイオ炭について、直接見たことにより、理解を深めることができました。
■炭化器の組み立てから、自分たちが準備したバイオマスが炭化されていく様子を見て、このような活動が増えることでカーボンマイナスの未来が達成されるのではないかと思いました。(学生)
■実際にバイオ炭に関わっている社会人の方と直接お話しできたことで、どのような思いでこの活動に参加したか、またこれからのビジョンを知ることができ、私たちの活動へのモチベーションにもつながりました。(学生)
イベントを終えて
実際にバイオ炭を製作することで、自分たちの理解を深めることができたとともに、参加者様とのバイオ炭に関する意見交換を行うことができ、自分たちの活動の具体性を把握することができました。今後もバイオ炭に関するアウトリーチ活動、及び広報活動を続けていきたいと思います。
文:経営学部国際経営学科 佐々木亮太